WEB+DB PRESS vol.62
WEB+DB PRESS Vol.62です。発売日に買っておきながら、今さらながら感想を書きます。
個人的にはAmazon Web Servicesの特集を目当てに買ったのですが、さすがこの時期だけあって新人さん向けの特集がとても良い内容でした。
マスターとまではいかなくとも、概要だけでも掴んでおいてもらえれば教える側からしてもかなり助かるという内容で、新人さん必読です。
あとは新人さんの教育係に任命されてしまい、何をどうやって教えるべきか悩んでしまった先輩方にもおすすめできます。
HTML5/CSS3/JavaScript実践入門
HTML5, CSS3と銘打ってはいますが、普遍的な内容からカバーしてあります。その上でさらにトレンドを押さえておくという観点からHTML5, CSS3の新要素や新プロパティを紹介されています。
なので、「まだHTML5は取り入れていない」という職場の方でも問題ありません。読んでおくべきかと思います。
HTML, CSS, JavaScriptはWebプログラマにとっては間違いなく必修科目です。
「PHPは書けるけど、JavaScriptはよくわからない・・・」なんて言っている人、身近にいませんか?
Webアプリ開発者が押さえておきたいLinuxの基礎知識
これもまたありがたい特集です。
Linuxの基礎知識はWebアプリを作る上で必ず必要となりますし、それゆえに経験からいつの間にか覚えてしまっている人が多いのではないでしょうか。
そのため、いざ教えようとなると「いったいどこからどこまで教えれば良いものか」わからずに途方に暮れてしまいます。
この特集はひとつの指標として非常に参考になります。
また新人さんだけではなくてCSS Nite in Ginza, Vol.56に参加してKUROIGAMEN(黒い画面)やVimに興味を持った方には強力におすすめです。
Linuxの基本操作だけではなく、一緒にVimの基本操作も解説されています。最初の一歩に最適だと思います。
個人的に印象に残った記事
『プラットフォームは乗るものではなく担ぐもの』です。
これを読んで、Objective-Cを勉強する決心がつきました。(とっても今更ですが・・・)
今までは何かに興味を持ったときに「つぶしが利くかどうか」という理由で悩んでしまい、結局やらずじまいとなってしまった物事が結構あります。
もちろん取捨選択は必要だとは思いますが、今後は「そのプラットフォームを担ぐ覚悟があるか」という視点でも物事を考えてみたいと思いました。