rbenv + ruby-buildのインストール方法
rbenv, TextMateで開発環境をシンプルにしてみたでも書いたrbenvですが、最近rvmからの乗り換え先として検討している方が多いようです。
僕もあれから1ヶ月半ほど継続して使っていますが、特に困ったこともなく快適に使っています。
そこで、2011年10月5日現在の最も簡単だと思われるrbenv + ruby-buildの導入方法を書いてみようと思います。
rbenv, ruby-buildのインストール
$ brew install rbenv
$ brew install ruby-build
Homebrewから入れるのが一番簡単だと思う。
rbenvの設定
.bash_profileに以下のように書きます。
eval "$(rbenv init -)"
source ~/.rbenv/completions/rbenv.bash
if以下はタブ補完のための設定です。シェルでrbenv まで打ってタブキーを打つとサブコマンドが保管されますので便利です。
zshの人は.zshrcへ多分こんな感じ。
eval "$(rbenv init -)"
source ~/.rbenv/completions/rbenv.zsh
rubyのインストール
ここではとりあえず1.9.2-p290を入れてみます。
rbenv installコマンドはruby-buildをインストールすることによって使えるようになります。
$ rbenv install 1.9.2-p290
$ rbenv global 1.9.2-p290
$ rbenv rehash
$ ruby -v
ruby 1.9.2p290 (2011-07-09 revision 32553) [x86_64-darwin11.1.0]
新しいバージョンのrubyや、バイナリを提供するgem(sassとか、railsとか)をインストールした後は$ rbenv rehash
して下さい。そうしないとコマンドが見つかりません。
ちなみに、$ rbenv install
だけ打ってエンターキーを打つとインストールできるバージョンがずらっと表示されます。
また、MacVimを使っている場合など、libruby.dylibが欲しい場合は./configure時に--enable-sharedを指定する必要があります。これは、"CONFIGURE_OPTS"という環境変数に指定することで可能となります。
$ CONFIGURE_OPTS=--enable-shared rbenv install 1.9.2-p290
簡単な使い方
$ rbenv global 1.9.3-rc1 # 使用するrubyのバージョン切り替え
$ rbenv local 1.9.3-rc1 # このディレクトリ以下で使用するrubyのバージョン切り替え
$ rbenv versions # インストールされてるrubyのバージョン一覧
$ rbenv version # 現在有効になっているrubyのバージョン
$ rbenv local
するとカレントディレクトリに.rbenv-versionというテキストファイルが作られます。rvmで言う.rvmrcみたいなものですね。